− 総合メディカル(株)DtoDコンシェルジュ“経営者インタビュー”掲載文より抜粋 −
| 菅野. |
現在の標榜科目は、内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、リハビリテーション科としており、特に消化器内科、腎臓内科、神経内科に強みを持ちますが、さらに循環器や呼吸器の体制を強化し、患者さんへの対応力に厚みを増したいと思うのです。それぞれの機能を強くし、さらにチームとして様々な問題を抱える患者さんを支えたいと考えています。患者さんを中心とした「医師のチーム」を形成することが理想です。当院が提供したい医療サービスは患者さんの「総合的内科診療」です。例えば、当院は、人工透析センターを保有しており、140名ほどの患者さんがいらっしゃいます。これらの患者さんが抱えているのは、腎疾患だけではありません。加えて、心臓、肝臓、肺、脳などに、様々な問題を抱えておられます。患者さんを中心に考えれば考えるほど「これらに総合力で対応できる体制を作りたい」という思いが強くなってきました。 |
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| Q. |
多くの機能を持つことは、「医療機能の選択と集中」という潮流とは異なる考え方なのですね。 |
| 菅野. |
私たちは「嵐山町で唯一の病院」です。この地域の患者さんのあらゆる問題を受け止めることができることが、地域住民の期待です。ただし、「あらゆる疾患の患者さんを抱え込む」というわけではありません。私たちは保有する医療機能を「疾患」の枠組みで考えるのではなく、「より生活に近い部分で必要な医療機能」という定義をしています。患者さんが生活をする上で起こる様々な医療的課題をまず受け止める、身近で頼れる存在でありたいと思うのです。当然、私たちの対応力を超えたより重篤な患者さんは、連携先である埼玉医大、そして近隣の専門病院とのネットワークで対応をします。そういったネットワークも含めて当院の安心感を形成していると考えています。 |
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| Q. |
患者さんの対応を、階層ごとに捕らえ、自院の位置づけを設定されているのですね。そういった機能を提供する組織体制について、どのようなことをお考えでしょうか。 |
| 菅野. |
私が求める「総合的な医療機能」は、消化器対応、循環器対応、呼吸器対応…といくつかの機能の集合です。したがって、私達が目指す総合医療機能の一翼を担ってくれる医師の存在が不可欠です。一つ専門性を持つ医師の力の結集が、かけがえのない、大きな価値となるのです。例えば、先日貧血を主訴とした患者さんが運び込まれてきました。血液等の検査をし、その日は入院いただいたのですが、その日のうちに検査結果を複数の専門医の目で見た結果、胃がんと判明しました。すぐに連携先の埼玉医大に連絡、ベッドを確保の上搬送することで、その時点で最速な対応を可能としました。このような日常の事例は、一人の患者さんを、複数の専門家で見ているからこそ生まれる価値であると思います。また、外来において消化器の主訴を持った患者さんが、循環器−例えば心臓−に関する相談をしたとします。そのとき応対をした消化器医は「では、○曜日の心臓病外来にきて相談していただけますか」といった対応をするかもしれません。しかしそこで、循環器の医師が対応できればどうでしょう。こういった層の厚い医療機能が、私たちの目指す地域に密着した小規模病院としての「総合的な医療機能」なのです。 |
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